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長毛種の犬は優雅な上品さが感じられ、とても人気のある犬です。しかしその綺麗な被毛を維持するためには日々のブラッシングが欠かせません。
ブラッシングを怠ると、もつれや抜け毛が多くなり皮膚病やダニ・ノミの温床となってしまいます。
また抜け毛が多い犬種では、抜け毛が服についたり、ハウスダストの原因にもなり健康面でもよくありません。
そこで今回は長毛種のブラッシングに適したブラシはどんなものがいいのか、抜け毛やもつれを取るための正しいブラッシングのやり方とはどうすればいいのかを解説していきます。
長毛種の被毛の特徴
長毛種とは「ロングコート」や「ロングヘアード」ともいい、同じ長毛種でも被毛のタイプは様々です。
トイプードルのような巻き毛やヨークシャーテリアのような直毛。毛が伸び続けるタイプと、被毛がある一定の長さまでしか伸びないタイプがいます。
抜け毛が多いのはダブルコートの犬
犬の被毛で外に見えている比較的固く、太い毛をオーバーコート(上毛)、内側にあるふわふわとした綿毛のような毛をアンダーコート(下毛)と呼び、両方の毛を持つものをダブルコート、オーバーコートしか持たないものをシングルコートとよびます。
どんな犬種でも人と同じように日々、毛は生え変わっていますが、春と秋に大量に毛が抜ける時期(換毛期)があります。
この換毛期に抜けるのはアンダーコート(下毛)なのです。だからダブルコートの犬は抜け毛が多く、シングルコートの犬は抜け毛が少ないのです。
主なダブルコートの長毛犬種
主なシングルコートの長毛犬種
長毛種に適したブラシ
ペットショップやホームセンターにある犬用のブラシも様々な種類のブラシを見かけますよね。
長毛種に適したブラシを選んであげないと、抜け毛やもつれを取るのに時間がかかってしまったり、被毛をいためてしまったりするので、ブラシ選びはとても重要です。
基本的な種類と特徴を覚えておきましょう。
一般的によく使用されているブラシで、ピン(針金)の部分がくの字に曲がっています。
ピンが毛の根元付近まで届き、毛玉をほぐしたり毛をすいたりするのに適しています。
ピンの金属の硬さによってハードタイプとソフトタイプがあり、もつれ具合によって使い分けます。
ピンがまっすぐで目も粗いため、毛が短いところや毛玉をときほぐすのには不向きですが、長い毛や細い毛を切る事なくブラッシングできる優しいブラシです。
ヨークシャーテリアやアフガンハウンドなど細くて長い毛に使用するとツヤがでます。
最後に毛の流れを整えたり、残っている毛玉や絡まりがないかをチェックするために使います。
主にこの3種類のブラシを被毛やもつれ具合によって使い分けます。
長毛種のブラッシングのやり方
長毛種のブラッシングに欠かせないブラシですが、使い方を間違ってしまうと皮膚を傷つけたり、痛みからブラッシング嫌いになってしまう子もいます。
ブラッシングが飼い主さんとのスキンシップの一環となるよう正しいやり方、正しい使い方を知っておきましょう。
スリッカーブラシを使って毛先から徐々に根元へ向かってブラッシングをします。
スリッカーブラシは皮膚を傷つけやすいので、持ち手を鉛筆を持つように軽く握り、ブラシを皮膚と平行に当て、軽い力で動かします。
反対の手でブラシをかける部分の毛を分けて押さえ、少しずつといていきます。
また、毛玉を見つけたらまず指でほぐし、スリッカーブラシで少しずつ取っていきましょう。
全体的にブラッシングができたらコームをとおしてもつれが残っていないか確認します。コームが引っかかったら無理に引っ張ることはせず、再度スリッカーブラシでほぐしていきましょう。
ブラッシングスプレー
もつれがあったり、毛量が多い犬をブラッシングする時に被毛にふきかけるとブラッシングがスムーズになります。
- 絡まりやすい毛もスムーズにブラッシングができるため、愛犬に負担をかけません。
- 静電気を抑えるので乾燥する季節にもおすすめ
- 被毛の飛散を防ぎます
ファーミネーター
ファーミネーターは不要なアンダーコートを取り除くのに最適なブラシです。
やりすぎてしまうと健康な被毛まで取り除いてしまい注意が必要ですが、非常にたくさんの毛が取れるため換毛期のブラッシングを楽にしてくれるアイテムです。
ファーミネータ―でブラッシングする前には、スリッカー、ピンブラシ、コームなどで毛のもつれや毛玉をに取り除いてから毛並みに沿って優しくなでるようにブラッシングしてください。
ファーミネーター FURminator 中型犬 M 長毛種用
ファーミネーター FURminator 大型犬 L 長毛種用
ブラッシングはもつれや抜け毛を取り除く以外にも皮膚の血行促進、ノミ・ダニの早期発見、皮膚疾患の予防や早期発見などたくさんのメリットがあります。
愛犬に適したブラシで優しいブラッシングをしてあげてくださいね。