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最近、犬とのお出かけ時に「犬用カート」を利用している飼い主さんをよく見かけます。
犬用カートを見ると「少し過保護なのでは?」「愛犬は元気だから必要ない」と思われていませんか?
犬用カートがあることによって、お出かけの範囲が広がったり、熱中症や人混みから犬を守るなど様々なメリットがあります。
今回は犬用カートはどんな場面で役立つアイテムなのか、実際に使って感じたメリット・デメリットを紹介します。
これまで犬用カートを利用したことがない方や、これから購入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 犬用カートってどんなもの?
- 犬用カートはどんな場面で使うの?
- 犬用カートのメリット・デメリット
- 実際に犬用カートを使った感想
- おすすめの犬用カート
犬用カートってどんなもの?
犬用カートは、別名ドッグカート、ペットカート、ペットバギーと呼ばれることもあり、愛犬を乗せて移動するのに便利なアイテムです。
最近では、人間の赤ちゃんを乗せるベビーカーと見間違えるくらいおしゃれなものをよく目にします。
犬用カートは、小型犬用のコンパクトなものから、大型犬がゆったり乗れるものまでサイズも様々。
2段に分かれたタイプ、キャリー部分が取り外しできるタイプなど形状、デザイン、耐久性など様々なバリエーションがあり、飼い主さんの目的に応じて選ぶことができます。
犬用カートはどんな時に使うの?
犬用カートは「歩行が困難な犬に使うもの」というイメージはありませんか?実は元気に歩くことができる犬にも、とても役立つアイテムなのです。
では、犬用カートはどんな時によく使われているの?
- 飼い主さんとのお出かけや旅行
- 混雑する場所で犬を歩かせるのが危険なとき
- 子犬やシニア犬のお散歩
- 多頭飼いの移動
- 動物病院に連れて行くとき
- 熱中症や凍傷の危険があるとき
- 公共交通機関を利用した移動のとき
- 自然災害が起こったとき
犬用カートは、普段のお散歩やお出かけに使うのはもちろん、人混みや災害時など、犬の安全を守ることにも役立ちます。
犬用カートのメリット
犬用カートを利用すると、愛犬と飼い主さんにどのようなメリットがあるのか、見ていきましょう。
愛犬とお出かけできる範囲が広がる
「犬は一緒に連れて行けないから、お留守番…」と思っていませんか?
犬用カートを利用することで、ショッピング施設やカフェ、レストラン、公園など、愛犬と一緒にお出かけできる場所が増えます。
犬をカートに入れることで、周囲への迷惑になりにくく、安心してお出かけできます。
子犬が外の環境に慣れる準備ができる
子犬の生後1ヶ月~3ヶ月頃の期間を社会化期といい、子犬があらゆるものに慣れるのに適した期間なのです。
しかし、この社会化期はワクチンと同時期になり、お散歩に連れ出すことができません。
そんなとき、犬用カートを利用すれば、感染症を予防しながら、外の環境に慣れさせてあげることができます。
子犬の頃からカートに慣れておけば、お出かけもスムーズだね!
シニア犬や歩行困難な犬もお出かけできる
足腰が弱っているシニア犬や疾患があり歩行が困難な犬の散歩やお出かけに最適です。
歩くことが難しいと、家にこもりがちになりますが、心身ともによくありません。
飼い主さんと一緒に歩くことはできなくても、飼い主さんの声を聴きながら、外の空気や匂いに触れ、刺激を受けることでリフレッシュできます。
健康状態をみながら外へ出かけましょう
混雑する場所でも安全にお出かけできる
特に小型犬は、混雑する場所で歩かせると、人に踏まれたりする危険があります。
犬用カートの中に入っていれば、安全に移動することができます。
またイベント会場などで、犬同士のトラブルから身を守ることもできます。
熱中症予防にもなる
夏場のアスファルトはとても高温になるため、人より地面に近い犬は、熱中症や肉球のヤケドの危険があります。
犬用カートのカバーで直射日光を遮ることができ、熱中症予防になります。通気性を良くするために、扇風機などを併用するといいですね。
冬場は、凍傷や冷え、転倒の危険から守ってくれますよ。
災害時の避難
自然災害が起こったとき、避難しなければならない場合があります。
避難グッズを持ち、愛犬を抱えての移動は負担がかかります。犬用カートがあれば素早く非難できたり、避難先で愛犬と一緒に過ごすことができる場合もあります。
カートの中が落ち着ける居場所になるね!
犬用カートのデメリット
犬用カートを利用することで、たくさんのメリットがありますが、少なからずデメリットもあります。
段差や道路の状況によっては使いにくい
犬用カートは少しの段差につまづいたり、スロープがないところではカートを持ち上げて、段差を昇り降りしなければなりません。
また、道幅が狭い道路は通れなかったり、舗装されていない道路やぬかるんだ道は車輪がはまって、スムーズに進めない場合も。
持ち運ぶことも考慮して、カートのサイズだけでなく本体の重さにも気を付けて選ぶようにしましょう!
収納スペースが必要
犬用カートは、折りたためるものがほとんどですが、ある程度の収納スペースが必要です。
また、買ったはいいけど「車のトランクに入らなかった!」という声もあります。
購入の前にはしっかりサイズを確認するようにしましょう。
犬用カートが転倒する危険がある
愛犬が犬用カートの中で暴れてしまうと、転倒の危険があります。
お出かけ前に犬用カートに慣れさせておく、安定性のある4輪タイプのカートを選ぶなど、安全に利用できるようにしましょう。
カゴ以外に荷物をのせたり、ハンドル部分にリードをつなぐと転倒の危険が高くなるよ!
犬用カートを実際に使ってみた
わが家には2歳になるトイプードルがいます。
最初は「小型犬だから、お出かけも抱っこで大丈夫!」「カートはシニアになってから」と思っていたので、犬用カートは購入していませんでした。
ところが、愛犬を連れてお出かけする際に、「犬の顔が出ないようにすれば同伴OK」という場所が多かったので、わが家も購入することにしました。
わが家が購入した犬用カートはGEX ジェックスわんわんカート スマートハンディSafetyです。
- 愛犬(トイプードル・5㎏)がちょうど収まるサイズ
- 3輪で小回りがきく
- 片手で簡単に折りたためる
- 操作がしやすい
- 飛び出し防止リード付
犬用カートを購入したとき愛犬は1歳でしたが、初めから大人しく乗ってくれました。
カバーもメッシュで通気性が良く、視界も良いので怖がることはありませんでした。
片手でさっと広げられ、簡単に折りたたむことができるので、使い勝手が良い!
普段から車のトランクに乗せておき、いつでも使えるようにしています。
犬を乗せるとこんな感じです。
わが家での使い道
初詣
犬用カートを使えば愛犬と一緒に初詣にも行けます。境内で歩かせなけれはお参りできるところもありますよ。
しかし、段差が多いのでカートを持ち上げて進まないといけないところもあります。
乗り物でお出かけ
犬用カートを利用すれば、乗り物を利用して普段行けない場所にも行くことができました。
※鉄道会社によって乗車条件が異なるので事前に確認が必要です。
海釣り
わが家はよく海へ釣りに出かけます。海には釣り針が落ちていたり、犬を歩かせるのに危険な場合があります。
そんなときでも犬用カートがあれば安心です。
その他にもドッグカフェやショッピング施設にも出かけます。
カフェでは私たち飼い主もゆっくり食事をすることができるし、愛犬も安心できる居場所があり、落ち着いています。
わが家では犬用カートを利用することで、愛犬と一緒に家族そろってお出かけができます。お出かけの範囲も広がり、楽しい思い出をたくさん作ることができるので、買って大満足のアイテムです。
犬用カートも種類が豊富です。
購入を迷っている方も次の「おすすめのカート」を参考に愛犬に合うカートを探してみてください!
おすすめの犬用カート
犬用カートはデザイン、機能性、価格など様々な種類があり、選ぶのが難しいですよね。
ここでは選び方のポイントとおすすめの犬用カートを紹介します。
- 愛犬のサイズで選ぶ
- 耐荷重をチェック
- カート内の過ごしやすさ
- 安全性
- 機能性
小型犬~中型犬におすすめ
- サイズ:[使用時]W515×D740×H997mm [折畳時]W360×D215×H995mm
- 重量:5.2㎏
- 耐荷重:12㎏(2匹まで)
コムペットは、ベビー用品で有名なコンビのペット用品ブランド。
ベビーカーやチャイルドシートなどにも使われている、衝撃吸収素材を底面に使用しており、走行中の振動を減らし快適に過ごせます。
キャリーは取り外し可能で、単体での使用も可能。キャリーカバーはまる洗いでき、いつでも清潔に使用できます。
- サイズ:[使用時]約幅69×奥行き49×高さ100cm[折畳時]約幅28×奥行き49×高さ58cm
- 重量:7.5㎏
- 耐荷重:15㎏(小型犬1~2匹/中型犬1匹)
組み立てが簡単。ボタンを押すだけワンタッチで折り畳みできます。
お手頃価格なのに衝撃吸収サスペンションを前輪に搭載。
キャリー部分が取り外し可能で、通院やお出かけに便利です。
- サイズ:[使用時]高さ105×全長96×幅53.5㎝[折畳時]高さ82×奥行き30×幅53.5㎝
- 重量:12㎏
- 耐荷重:20㎏
振動を感じさせない滑らかで快適な走り心地。
ベビーカーのエアバギーで有名なジーエムピーインターナショナルから販売されている、多機能な高級犬用カートです。
キャビンが深く、体高の高い小型犬や小型多頭飼育の方におすすめです。
ルーフは左右どちらからでも開閉可能。開口部が大きく開くので、乗せ降ろしがスムーズ。ルーフはつけ外しが可能です。
- サイズ:[使用時]高さ102× 奥行 69×幅 57㎝[折畳時]厚み38×幅57×長さ92㎝
- 重量:8㎏
- 耐荷重:30㎏
キャリー部分が広いので多頭飼育や大きめの犬にもおすすめ。
がっしりしたフレームと4輪のタイヤで安定感があります。
ハンドルの角度が調整可能で、自分好みに使いやすい仕様にできます。
大型犬におすすめ
- サイズ:[使用時]長さ90cm 幅45cm 高さ103cm [折畳時]75x67x44cm
- 重量:12㎏
- 耐荷重:55㎏
標準体型のゴールデンレトリバーが座って入れる程のサイズ。大型犬におすすめです。
カートの内部は広く、柔らかいマットレスで快適に過ごすことができます。
コンパクトに折りたたむことができるので、車内やお出かけ先でも便利です。
- サイズ:長さ95cm 幅79cm 高さ100cm
- 重量:9.5㎏
- 耐荷重:60㎏
大型犬や多頭用にも大活躍。耐久性のあるメッシュは通気性と可視性に優れており虫が中に入りにくい構造。いたずらや事故防止のため、底側にハイグレードマットと内側に飛び出し防止フックがついています。
また、介護用にも最適です。
おわりに
犬用カートはお出掛けの幅を広げたり、愛犬を守るために役立つアイテムです。
犬用カートを利用して、愛犬との楽しい思い出をたくさん作ってくださいね!