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愛犬がソファや段差のあるところから飛び降りる姿を見て「足や腰に負担がかかっていないかな?」と心配になったことはありませんか?
犬は身体能力が高い動物なので、見た目は軽やかに飛び降りているように見えますが、体にはかなりの負担がかかっているようです。
この記事では、犬がソファや段差から飛び降りる危険性や安全に降りる対策などを紹介します。
- 犬はどれくらいの高さから飛び降りると危険なの?
- 犬がソファや段差から飛び降りると体にどんな影響があるの?
- 愛犬が飛び降りないようにするにはどうすればいい?
と思っている方はぜひ読んでみてください!
犬がソファや段差から飛び降りるとどんな危険がある?
人間と犬が共に暮らす生活空間には、ソファやベッドなど段差があるものが多く存在します。
その高さの平均は約40㎝~50㎝。これは人間にとってはたいした段差ではないかもしれませんが、犬にとっては体に大きな負担がかかる高さなのです。
特に降りる際の体への衝撃は大きく、ケガをしてしまう犬もいます。
では、犬がソファやベッドなどの段差から飛び降りると、どのような危険があるのかみていきましょう。
犬の骨折の原因は「段差からの飛び降り」が最も多いと言われています。
犬は前足から着地をするので、前足に大きな負荷がかかります。犬の前足には骨が2本ありますが、小型犬の場合その骨1本の太さは約2~5㎜ほどと細いため、衝撃に耐えきれず骨折してしまうのです。
では、骨折の恐れがある高さとはどれくらいなのでしょうか?
たった30㎝の高さでも骨折は起きてしまう!
前述のように、一般的なソファやベッドの高さは40㎝から50㎝なので、飛び降りによる骨折の危険性があるということです。
犬は身体能力が高く、段差があっても軽く飛び乗ったり飛び降りたりしているように見えます。
しかし、日常的に段差のある所からジャンプを続けてしまうと、関節や筋肉に負担がかかり痛めてしまうことがあります。
また、着地に失敗すると床に体を打ち付けてしまったり、変なふんばり方をすることで脱臼してしまうこともあります。
特に注意が必要な犬の特徴
ソファやベッドなどの段差からの飛び降りには様々な危険があることがわかりましたが、中でも特に注意が必要な犬がいます。
それは以下のような犬です。
- 0歳~1歳の子犬
- 超小型犬~小型犬
- シニア犬
- 足が短く胴が長い犬
0歳~1歳までの子犬は成長途中のため、骨が非常にもろく、ちょっとした衝撃で簡単に折れてしまいます。
子犬は注意力が散漫になりやすいことが多く、特に動きの激しい子は注意が必要です。
超小型犬や小型犬はとても骨が細いので、骨折をしやすいといわれています。
特に
- チワワ
- ポメラニアン
- トイプードル
- ヨークシャーテリア
- ミニチュアピンシャー
- イタリアングレーハウンド
などは特に骨折が多い犬種といわれているので、注意が必要です。
シニア犬になると、筋力が弱まりソファに上ろうとしてもジャンプを失敗することがあります。それに骨ももろくなっている場合があるので、飛び降りは特に危険です。
また、視力が衰えてくるとソファやベッドからうっかり落ちてしまった!という危険性があるため、安全に過ごせる環境を整えてあげましょう。
ダックスフンドやコーギーなどの胴長短足の犬種は、飛び降りの際に腰に負担がかかります。
これらの犬種は椎間板ヘルニアになりやすく、腰へのダメージには注意が必要です。
犬がソファや段差から飛び降りないための対策
室内で過ごす愛犬がソファやベッドなどの段差から飛び降りてしまうと、重大なケガをしてしまう危険性があります。
では、犬にケガをさせないようにしたり、体に負担をかけないようにするにはどのような対策をすればよいのでしょうか。
ここでは、愛犬がソファやベッドなどの段差から飛び降りないようにするための対策やグッズについて紹介します。
犬の飛び降りを防ぐ対策として、まずそもそも、ソファやベッドなどに上がらせないようにしつけるという方法があります。
しつけの方法としては
- 家族全員で犬がやってはいけないときの言葉を決めて統一しておく。(「ON」「いけない」「ダメ」など犬が理解しやすい言葉にする。)
- 犬がソファーに上がろうとしたときやソファに手をかけたときに言葉をかけてやめさせる。
- もしソファに上ってしまった場合はすぐに下ろします。
これらのことを繰り返し根気よくやることで「ソファは上がってはいけない場所」と認識させます。
その代わりに、ソファ以外に愛犬がくつろげる場所やお気に入りのベッドを用意してあげましょう。
家によっては、スキップフロアやダウンフロアなど段差を取り入れた間取りが多く存在します。
そのような場所には下のようなペットゲートなどを使用し、犬を立ち入らせない工夫も大切です。
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また、思い切ってソファをなくしてしまうことで、段差がなくなり、飛び降りる危険性をなくすことができます。
しかし、それでもソファでくつろぎたい飼い主さんもいるでしょう。そんなときは、一般的なソファより高さの低い「ローソファ」にするという方法もあります。
ローソファに変えることで、愛犬もソファから飛び降りるのではなく、歩いて降りることができるようになり、足腰への負担が軽減されます。
出典元:楽天市場
ソファやベッド、段差のある間取りなど、犬が段差のある所に上がるのが習慣化してしまっている場合は、ドッグステップやスロープを設置すると、体の負担を軽減することができます。
ドッグステップとは犬用の階段です。
多少の段差はありますが、足腰に問題がない犬であれば、自由に上り降りができます。また、下半身の筋肉を使うため軽い運動にもなります。
スロープはドッグステップよりさらに足腰への負担を軽減できます。
足腰の筋力や視力が弱くなったシニア犬や胴の長いダックスフンドなどにおすすめです。
ただし、スロープはドッグステップよりも場所を取りやすいため、設置するにはある程度の広さが必要となります。
まずはドッグステップとスロープの選び方のポイントを紹介します。
- 愛犬の体型に合った階段の幅と奥行きがあるか
- 1段1段が上りやすい高さか
- 滑り止めがついているか
- 高さや角度の調節ができるか
- スロープの表面がすべりくい作りになっているか
- お手入れがしやすいか
これらの選ぶポイントをもとに、おすすめのドッグステップやスロープを紹介します。
購入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
①ハグワンペットステップ
- ステップの奥行きが55㎝と十分な広さがあり、楽な姿勢で上れます。また、降りるときも怖がらずに降りることができます。
- 表面はウレタン素材で柔らかく、中はチップウレタンで芯のある硬さががあり、足場が安定します。
- 底に滑り止めが付いている
- 本品を2つ重ねると3段ステップとしても使える
- ステップを広げてマットやベッドとしても使える。
②Lemondaドッグステップ
- 持ち運びに便利な折りたたみ式。使わないときはコンパクトに収納できて邪魔になりません。
- ステップの中は収納ボックスになっており、おもちゃやおやつなどをスッキリ収納できます。
- 体重が20㎏未満の犬なら、代表的な犬種以外でも使える。
③CELLUTANE ドッグステップ
- 生地には汚れに強いPVCレザーを使用しており、水などの汚れもサッと拭き取れます。
- 犬の足が引っかかりにくいように段差に丸みがある。
- 6色のカラーバリエーションでおしゃれなデザイン。
- 奥行きが81㎝で1段では20cmある4ステップ式なので傾斜が非常にゆるやか。
④明和グラビア ペット用スロープ
- 14段階の角度調節が可能。高さ10cmから66㎝まで84度の垂直に近い傾斜にまで対応しているので、自宅のソファの高さに合わせることができます。
- スチール素材の丈夫なフレームで、体重70㎏までの犬に使用可能。
- ソファーに登れない老犬の介護アイテムとしてぴったり。
⑤ペットスロープ&ステップになるオットマン
- 好みに合わせて、ペットスロープ、ステップ、オットマン(足置き)の3つの使い方ができます。
- 面ファスナーでしっかり固定するので、段差がなく足がひっかかりにくい。
- 段差を怖がる犬にもぴったり。
おわりに
今回は犬がソファやベッドなどの段差から飛び降りる危険性や飛び降りないようにする対策などについてお話しました。
人間には大した事ない段差でも犬にとっては骨折の原因や関節を痛めてしまう原因となることがあります。
犬が安全に過ごせる環境を作り、しつけをしたりドッグステップなどを活用して、愛犬の体を守ってあげましょう。