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犬のマーキングは散歩中に外でするものというイメージがありますが、家の中でもしてしまう犬が多いようですね。
我が家の愛犬(トイプードル・オス)もサークルの中だとトイレで排泄してくれるのに、室内フリーにするとあちこちマーキングをするので困っていました。
今回は犬が家の中でマーキングする理由や私の愛犬が家の中でのマーキングをしなくなった方法を紹介します。
- 犬が家の中でマーキングをする理由が知りたい
- 毎日のおしっこ掃除に疲れてしまった
- マナーウェアに頼らない、根本的な解決方法が知りたい
- 愛犬と室内で自由に過ごしたい
と思っている飼い主さんは是非参考にしてみてください!
マーキングとは?
犬が後ろ足をあげてあちこちにおしっこをかける行為をマーキングといいます。
マーキングの目的は「ここは自分の縄張りだ」って主張したり、他の犬とコミュニケーションをとるためにしているんだよ!
マーキングは特にオスに多く見られる本能的行動ですが、メスも縄張り意識が強い場合や、発情期にはマーキングをするようです。
排尿は膀胱に溜まったおしっこを一度に排出するのに対し、マーキングは、ごく少量のおしっこを何回にも分けて意図的に排出します。
他の犬が嗅ぐであろう電柱や木などの高い場所に自分のニオイを付けて、存在をアピールするのです。
マーキング行動が出はじめるのは生後5ヶ月~1歳ぐらいのとき。平均的に生後7〜8カ月が最も多いようです。
犬が家の中でマーキングをする理由
犬のマーキングには縄張りを主張すること以外にも、犬が抱えている不安やストレスなど、様々な気持ちがマーキングとして表れることがあります。
マーキングは、他の犬に自分の存在を示すためにするのなら、どうして家の中でもしちゃうの?
ぼくたちにも複雑な犬心があるんだよ。ママさんにもわかるように理由をお話するね。
特にオス犬は縄張り意識が強いため「この家は自分のもの」という気持ちから、飼い主さんの匂いが強い場所にマーキングをしてしまいます。
また、犬がいつもいる場所(例えばサークルの中)を自分の家と思ってる場合、その場所以外は自分のニオイがしないので、自分の存在をアピールするためにマーキングをしているようです。
引っ越しなどで犬の生活環境が変わると、なじみのないニオイに不安を感じ、マーキングをすることがあります。
それに、新しい子犬や子猫を迎えるなどで家族が増えたとき、やきもちや寂しさを感じる犬もいます。犬がストレスを感じている場合、そのストレスをマーキングという形で表現することがあります。
また留守番中は、飼い主さんが近くにいないという過度な不安から、あたりに自分の臭いをつけて落ち着こうと、あちこちで粗相をしてしまうことがあります。これは分離不安という精神的な病の可能性もあります。
犬は強く叱られたり、強い恐怖を感じることがあると、恐怖心が原因でマーキングをすることがあります。
このようなとき、マーキングしたことを強く叱ると、さらに強い恐怖を感じ人間不信になるおそれもあるので注意しましょう。
家の中でのマーキングをやめさせる方法
わが家のトイプードル(男の子)は子犬の頃からケージの中ではトイレも完璧。ケージから出しても多少の失敗はあるものの、特に問題なく過ごせていました。
しかし生後7ヶ月頃から突然、室内でのマーキングが始まったのです。
この頃のボクは、ソファやベッド、ゴミ袋や壁、気になるものには全部ニオイを付けて回ったね!
忙しい時間に家中のおしっこを拭いて回るのは大変で、私もイライラしてました
そこで獣医師に相談したところ、以下の3つの対処方法を教えていただきました。
- おしっこのニオイを残さない
- 室内での行動範囲を狭くする
- できるだけ決まった時間に散歩に連れ出す
この3つのことを根気よく続ける事で、愛犬のマーキングは治まりました。
その方法をひとつづつ紹介します。
家の中でマーキングをしてしまったときは、速やかに掃除をし、おしっこのニオイを残さないことが大切。
おしっこのニオイが染みついてしまうと、同じ場所で何度も繰り返すようになるので、まずは消臭スプレーを使って徹底的に掃除しました。
床やプラスチック製品など拭き取れるものには効果がありましたが、ソファなどの布製品はなかなかニオイを取り切ることができず、マーキングを繰り返してしまいました。
マナーパンツも付けてみたけれど、ボクが嫌がって取ってしまうから、ママはとても困っていたなぁ
家の中で自由に動ける範囲が広いと、自分の縄張りを主張するするためにマーキングの範囲も広くなってしまいます。
そのため、犬に縄張り意識を持たせないために、サークルを使って行動範囲を狭くしてみました。
行動範囲を制限してもストレスを感じないように、広めのサークルを用意しました。
このサークルの広さは約245㎝×245㎝。我が家の狭いリビングをほぼ占領するくらいの広さです(笑)
でもこのサークルの中ではトイレの失敗もなく、マーキングもしなくなりました!
最初はサークルで行動範囲を制限することがかわいそうで抵抗がありましたが、私たちもサークルの中で一緒にくつろいだり、おもちゃで遊ぶこともできたので、お互いストレスなく過ごすことができました。
ちなみに愛犬に使用したサークルはこちら↓↓アイリスオーヤマペットサークルです。
愛犬にはこちらのサークルを2セット使用しました。
他にも、行動範囲を制限できるアイテムとして、ペットフェンスやペットゲートなどもあります。おうちに合ったものを選んでみてください。
そして3つ目は散歩です。
家の中でマーキングをしていた頃は、あまり散歩に出かけていませんでした。今思えばストレスがたまっていたり、運動不足もあったのかもしれません。
そこで、朝と夕方のできるだけ決まった時間に散歩に連れて行くようにすると、排泄のリズムも整い、おしっこの仕方にも変化がみられました。
外の世界にはボクの気になるニオイがいっぱい!他の犬のニオイがするところや気になる箇所には足を上げてマーキングをしちゃうけど、家の中ではマーキングをしなくなったんだ。
マーキングをやめさせる3つの方法を4ヶ月やってみた結果
家の中でのマーキングをやめさせる3つの方法を愛犬が生後8ヶ月から4ヶ月間、根気よく続けました。
そして1歳になったのをきっかけに再び室内フリーに。愛犬は現在2歳半ですが、その間一度も室内でマーキングをしていません。
サークルもパネルを4枚取り外し、小さくしました。
今ではお留守番のときにだけサークルで過ごしてもらっています。
また、室内のトイレはこの1箇所のみで、排泄したくなったら、どこの部屋にいても戻ってきて、このトイレでしてくれます。
それに、愛犬は去勢手術をしておりませんが、室内では足を上げることなく、メスがおしっこをするように腰を落としてしてくれるので、壁に飛び散ることもありません。
今現在、家の中でのマーキングに悩まされることはなくなりました。
おわりに
今回は、犬が家の中でマーキングをしてしまう理由や対処方法についてお話しました。
犬のマーキングは本能的な行動であり、決して飼い主さんを困らせようとわざとあちこちにしているわけではありません。
しかし、いくら可愛い愛犬のおしっこでも、部屋中にされては掃除も大変だし、衛生的にもよくありません。
今回紹介した
- おしっこのニオイを残さない
- 室内での行動範囲を狭くする
- できるだけ決まった時間に散歩に連れ出す
この3つの対処方法で愛犬の室内でのマーキングはなくなりました。
犬によって性格やマーキングをする理由は様々ですが、室内のマーキングに悩んでいる飼い主さんは一度試したみてください。